[2014] シャペル・1441・ピノ・ノワール / ドメーヌ・トラペ・アルザス(フランス アルザス 赤)

   

トラペ家のアルザスの醸造所があるリックヴィールという町には1441年に建てられた小さな教会があり、昔はキリスト教のミサなどでワインが振る舞われていたこともあったので、その教会に敬意を払ってキュヴェ名を「Chapelle 1441(1441年建立の教会)」としました。

1999年までは現当主のジャン・ルイ氏の義父が醸造していましたが、ジャン・ルイ氏が引き継いでからは、ブルゴーニュのピノ・ノワールと比較されてしまうのでは?、という不安もあったので協同組合に葡萄を売っていました。

2012年にビオディナミの認可も下り、樹齢も古くなってきたのでトラペトしては初のアルザスのピノ・ノワールを醸造、瓶詰めしました。

ブルゴーニュ同様に手摘みし収穫後に2段階での選別、80%徐梗した後にステンレスタンクで17日間アルコール醗酵。

熟成は半分を228Lの3年樽で、もう半分はコンクリート製の卵型タンクで行い、瓶詰前にアッサンブラージュ。

年間生産本数は約2,500本。

淡い色調、軽やかな果実味とミネラル旨味。

ジュヴレ・シャンベルタンのような深みはないが気楽に飲めるような味わい。

畑は特級区画だが、ピノ・ノワールの場合、特級とは名乗れない。

(輸入元株式会社フィネス資料)6世代にわたってジュヴレ・シャンベルタンでワイン造りを続けているこのドメーヌは、代々少しずつ畑を増やしていき、現在では13haの畑を所有しています。

現当主であるジャン ルイ氏は物腰柔らかく穏やかな人物で、自然を尊重して徹底したビオディナミーによるワイン造りをしています。

また、奥様がアルザスのワイン生産者の娘であった為、現在アルザスでのワイン生産も引き継いでおり、約1.6haの畑を所有しています。

畑の手入れはブルゴーニュ、アルザス共にビオディナミーで化学肥料や除草剤は一切使用していません。

クォーツ(水晶)の粉末を定期的に畑に撒くことで土壌の活性化を促し、植物のエネルギーを引き出して病気に負けない木を育てることを目指しています。

葡萄の木の仕立てはブルゴーニュが片翼式ギュイヨ、コルドン ロワイヤル、アルザスが両翼式ギュイヨで春に厳しい摘芽を行い、凝縮した葡萄のみ収穫しています。

樹齢も高いものが多く、植え付けも1ha当たり約12000株以下にし、収量を抑えることによって品質のレベルを高める努力をしています。

収穫は全て手摘みで行い、畑と醸造所で2度に渡って選別します。

除梗は約30%で、開放桶で低温浸漬を行い、3〜4週間かけてゆっくりアルコール醗酵をさせます。

必要に応じて櫂入れを行い、空圧式圧搾機でプレスした後にワインは樽へ移され、樫樽で15〜18か月熟成されます。

樽は主にトロンセ、アリエ、ヴォージュ産のものが使われています。

アルザスの白ワインは同じように手摘みで収穫、選別して空圧式圧搾機でプレスした後、果汁を冷やして不純物を沈殿させて取り除き、タンクに移されてアルコール醗酵を行います。

その後、アルザス地方独特の楕円形の樽で10〜12か月熟成されます。

(輸入元フィネス社資料)

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